乳幼児の歯ブラシ事故の危険性

投稿日:2016年10月17日

カテゴリ:新津田沼歯科ブログ

こんにちは。歯科医師の森です。

 乳歯の虫歯は、予防歯科の普及に伴い近年確実に減少傾向を示しています。
1歳半健診などでの歯科保健指導も徹底され、歯が生えてきたら歯磨きが必要であるという認識も定着してきています。
しかし、その一方で問題視されてきているのが歯ブラシ事故です。
 東京消防庁管内では、平成22年から26年までの5年間に207人もの乳幼児(5歳以下)が、歯磨き中の事故で救急搬送されたそうです。
歯磨き中に転倒し、咽頭や頬に歯ブラシが刺さってしまい手術になるケースや、刺さった部位によっては重症化するケースも決して少なくないのです。
歯ブラシは、箸やフォークと違い先端が丸いため、保護者の危険意識が低いと言われています。しかし、消費者庁が行った調査によると、4人に1人の割合で歯ブラシにより怪我をした、あるいはしそうになった経験があるという結果が出ています。特に1歳児は歯ブラシをくわえたまま歩き回る傾向が強く、事故にあう確率が最も高い年齢といえます。

 お口の健康を守るために、歯磨きは重要な生活習慣です。歯ブラシ事故の危険があるから子どもの歯磨きをしないのではなく、必ず保護者が見守りながら、楽しく習慣づけをするようにしましょう。