歯周病
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新津田沼歯科クリニック(本院)が実施する歯周病予防・改善対策
皆さんは歯を失う一番の原因をご存知でしょうか?虫歯と思っている方も大勢いらっしゃると思いますが、成人の抜歯原因1番は歯周病です。軽度の歯周病も含めると、およそ8割の方が罹患していると言われています。その国民病とも呼べる歯周病は、歯を失うだけでなく、様々な疾患と深い繋がりがあることが近年の研究で判明しています。新津田沼歯科クリニック(本院)ではお口や身体の健康を脅かす歯周病に対して、早期発見・早期治療を心がけ様々な対策を行っております。当院が実施する歯周病予防・改善対策をご紹介致します。
あなたは大丈夫?歯周病セルフチェック
- ① 起床時、口の中にネバつきや不快感を感じる
- ② 歯磨きの時に、歯茎から血が出る事がある
- ③ 歯茎に痛みがある、むずむずする
- ④ 口臭がある
- ⑤ 歯茎が赤く腫れている
- ⑥ 歯が以前に比べ長くなった気がする
- ⑦ 前歯が出っ歯になった、歯と歯の間に良く物がはざまる
- ⑧ 固い物を食べると歯が痛い
- 3個の項目にチェックがつく→歯周病予備軍です。しっかり予防を行いましょう。
- 6個の項目にチェックがつく→歯周病の症状が進んでいる疑いがあります。
- 全てにチェックがつく→歯周病の症状がかなり進行しています。
特に妊娠中の方や30歳~50歳までの方に定期的な健診をお勧め
歯周病は、再発率の高い病気です。改善されてからも予防を継続的に行わないと簡単に悪化が進みます。さらに、再発した場合、歯周組織のダメージの蓄積などから、十分な治療を行えないことが多く、歯を失うリスクも必然と上がると言われています。
当院では、特につわりやホルモンバランスの乱れで歯周病が悪化しやすい妊娠中の方や、加齢や生活のバランスが崩れがちな30歳~50歳の方にて定期的な健診をお勧めしています。
毎日のセルフケアと定期検診をしっかり行い、歯周病が悪化しないように努めましょう。妊娠中の方は、歯周病菌が早産や低体重児出産を引き起こす事があるので、特に注意が必要です。
歯周病と全身疾患(心筋梗塞・糖尿病など)について
昨今の研究では、歯周病と様々な全身疾患との関係性が明らかになっています。
歯周病菌が気管や血中に入ることにより、心筋梗塞・脳梗塞をはじめ、糖尿病やメタボリック症候群、誤嚥性肺炎、早産・低体重出産などを引き起こしやすくなります。
特に歯周病と糖尿病は、双方の症状を悪化させる関係性のため、注意が必要です。
歯周病予防・歯周病治療で認知症型アルツハイマーを予防できる?
認知症の約7割を占める認知症型アルツハイマーは、脳内に「アミロイドベータ(Aβ)」という異常なタンパク質が蓄積し、脳細胞を損傷・死滅させることで発症すると考えられています。
※「アミロイドベータ(Aβ)」は健康な人の脳内にもありますが、通常は脳内のゴミとして短時間で分解・排出されます。
そして、歯周病菌が「アミロイドベータ(Aβ)」の脳内蓄積量を増加させることが、九州大学と北京理工大学の合同研究によって、明らかになりました。
つまり、歯周病の予防・歯周病の治療を行うことで、認知症型アルツハイマーの進行を遅くしたり、発症リスクの軽減が期待できます。上記にも述べているように、歯周病はお口だけの病気ではありません。全身の健康・お子さんの健康を考え、予防・治療に取り組みましょう。
当院が実施する歯周病予防と改善への取り組み
歯周病は最終的に歯を失う恐ろしい病気ではありますが、重症化する前に発見・対処をすることによって、歯周病予防をはじめ、将来的な抜歯リスク・治療時の負担や治療期間などを軽減することが出来ます。
そこで新津田沼歯科クリニック(本院)では、以下の3つの取り組みによって、初期の自覚症状がほとんどない歯周病の予防・早期発見・早期治療に努めております。
歯周組織検査の実施
歯周病の可能性が高い患者様や定期検診の際には、診断や歯のクリーニングに加え、歯周組織検査等も実施しております。
歯の動揺や歯周ポケットの有無、歯茎の出血やプラークの付着量などを調べ、歯周病の進行具合をチェックします。初期症状の場合には、適切な処置を行い、早期改善に努めます。
患者様の歯周病予防・改善への意識向上
歯周病の予防・症状改善には、日々のセルフケアと生活習慣の管理がとても重要です。しかし、初期症状の自覚がほとんどない歯周病の特性上、患者様には歯周病が重要な事として伝わらないことが多くございます。
症状の悪化を防ぐため、当院では軽度の内から予防や改善に努め、患者様に歯周病とはどのような病気なのかをしっかり理解していただく意識向上にも取り組んでおります。
スケーラーの使いわけで精度の高い歯石の除去
歯周病予防・改善のために、歯面や歯根部に付着した歯垢や歯石を専用の器具(スケーラー)で取り除きます。
新津田沼歯科クリニック(本院)では、短時間で広範囲の処置が行える「超音波スケーラー」・細部や歯の隙間など繊細な処置が可能な「ハンドスケーラー」の2つを適材適所で使いわけることによって、精度の高い処置に努めております。
新津田沼歯科クリニック(本院)が実施する歯周病治療
マイクロスコープ精密歯周病治療
当院ではマイクロスコープを用いた精度の高い歯石の除去を実施しております。
肉眼の約20倍の視野の下で、歯周ポケット内部の状態もしっかり目で確認が行えるため、取り残しなどのリスクを最小限に抑えた処置が行えます。
歯周外科治療で歯石の徹底除去
歯周病が進行して歯周ポケットが深くなると内部を目で確認出来ない上に、器具も届かず、適切な歯石の除去が困難となります。このような場合には「歯周外科治療」を実施して、症状の改善を図ります。
麻酔をした後、歯茎を切開して歯周ポケットの内部を視認出来る状態にします。目で確認しながら、取り残しのない適切な歯石除去・感染歯肉を切除して症状の改善、悪化を防ぎます。
エムドゲインで歯周組織の再生
歯周病症状が重症化すると歯を支える骨を溶かして、歯の動揺が大きくなります。この状態が悪化すると、歯を支えられず最終的には抜歯となってしまいます。
そこで当院では、エムドゲインと言う薬剤を用いた歯周組織再生療法によって、症状を改善します。エムドゲインは、歯の発生時に重要な働きをするたんぱく質が主な成分です。治療患部に塗布することで、歯の発生時の環境を再現し、歯周組織の再生を促します。
レーザーを用いた歯周病治療
歯周ポケット内の歯石の除去を丁寧に実施した後に、レーザーを用いた歯周病菌の殺菌を行います。歯周ポケット内にレーザーを照射して目に見えない歯周病菌を大幅に減らし、排膿によって出血や痛みなどを緩和する事が可能となります。
さらに、外科治療の際にもレーザー治療機を使用して、負担の少ない歯肉の切開や治療後の治癒促進などに活用しております。
レーザー自体に痛みはほとんどありませんので、どうぞご安心下さい。
習志野市津田沼で歯周病予防・歯周病治療をご希望の方へ
新津田沼歯科クリニック(本院)では、患者様の大切な歯を1本でも多く歯周病から守るため、様々な対策を行い、歯周病予防をはじめ、早期発見・早期治療に努めております。習志野市津田沼で歯周病予防・歯周病治療をご希望の方は、ぜひ一度当院までお気軽にご相談下さい。