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虫歯で感じる3つの痛みについて

投稿日:2022年2月14日

カテゴリ:新津田沼歯科ブログ

虫歯になった際に感じる痛みについて解説

津田沼駅すぐの歯医者「徳壮会新津田沼歯科クリニック」の歯科衛生士です。

虫歯になると自覚症状として歯が黒くなったり、痛みを感じたりします。虫歯になった際に感じる痛みには、大きく分けて3種類の痛みが存在します。今回は虫歯になった際に感じる痛みの特徴や原因などについてご紹介いたします。

虫歯で感じる3つの痛み

 

虫歯になった際に生じる3種類の痛みについて

冷水痛

虫歯によって痛みを感じ始めるのは、歯科用語でC2と呼ばれる「象牙質の虫歯」の段階からです。その痛みの初期段階が「冷水痛」というもので、冷たいものを口にした際に生じます。

歯の一番外側あるエナメル質では、外部からの刺激などが神経に伝わることはありませんが、象牙質という組織には、歯の神経に繋がる無数の象牙細管が存在するため、温度による刺激が神経に伝わり歯がしみたり、痛みを感じたりします。つまり、冷たいもので痛みを感じる場合には、象牙質まで虫歯が進行している可能性が高いといえます。また、虫歯による冷水痛については一過性の痛みではなく、10秒以上痛みが持続します。

甘味痛

虫歯で生じる2つ目の痛みは「甘味痛」です。虫歯によって象牙質がむき出しになっている部分に、糖分が溶けた唾液が触れると浸透圧の変化によって、歯がしみたり、痛みを感じたりします。甘いものを食べた際に痛みを感じる場合は、一度治療した歯が再び虫歯になっていたり、つめ物と土台の歯との間に隙間が生じていることがほとんどです。

温熱痛

虫歯の際に感じる3つ目の痛みは「温熱痛」です。温熱痛は、温かいものや熱いもので歯がしみたり、痛みを感じたりします。虫歯が悪化し、象牙質でも神経により近い部分まで進行した場合に熱などの刺激にも敏感になります。

温熱痛が生じる場合は、虫歯がかなり進行している可能性が高いため、できるだけ早めに治療を受けるようにしましょう。また、温熱痛を感じるまで虫歯が進行している場合は、歯茎などに膿が溜まるなどの症状によって、別の痛みが生じる可能性も高くなります。さらに虫歯が進行すると、飲食物だけでなく、お風呂や就寝時、激しい運動後など体温が上昇した際に歯が痛みだすこともあるため、注意が必要です。

虫歯の際に感じる痛みには、上記の3種類があります。虫歯が浅い状態から深くなるに連れて、冷水痛→甘味痛→温熱痛と感じる痛みについても変化していきます。できるだけ軽度の状態で症状を改善できるよう、冷たい飲み物や食べ物を口にした際に痛みを感じたり、しみたりした際には歯科医院にて検査を受け、必要に応じて治療を受けましょう。

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