入れ歯に慣れていない

初めて入れ歯を使用される方、または入れ歯を新調した場合には、入れ歯の使用感に慣れるまでは違和感や痛みなどを強く感じる可能性があります。
【対処法】
しばらく使用していただくことによって、入れ歯に慣れるため、違和感や痛みが緩和していきます。ある程度使用しても違和感や痛みが気になる場合は、歯科医院にて入れ歯を調整してもらいましょう。

入れ歯が部分的に強く接触している

口腔内環境は日々少しずつ変化しています。そのため、最初はお口に合っていた入れ歯も合わなくなり、部分的に強く接触しはじめると装着時や食事の際に痛みを感じるようになります。
【対処法】
かかりつけの歯科医院にて口腔内と入れ歯をチェックしてもらい、入れ歯が強く接触している部分を削ってもらいましょう。

噛み合わせが合っていない

入れ歯は日々の使用によって少しずつ摩耗していきます。経年劣化によって噛み合わせが悪くなると、咀嚼時に痛みを感じる場合があります。
【対策】
歯科医院にて定期的にメンテナンスを行い、噛み合わせを常に良い状態に保ちましょう。

骨や歯茎が痩せたことで入れ歯が合わなくなった

歳を重ねることによって顎の骨や歯肉が痩せると、入れ歯との適合が悪くなり、隙間ができてしまいます。小さな食べ物がその隙間に入ってしまうと、咀嚼時などに歯肉が刺激されるため、痛みを感じます。
【対策】
歯科医院にて入れ歯の裏打ちを行ってもらい、適合性を向上、歯肉への刺激を軽減しましょう。また、口腔内環境が大きく変化している場合は新しい入れ歯の製作をおすすめします。

歯肉が元々薄い体質

歯肉が生まれつき薄い体質の方は、入れ歯を装着するだけで痛みを感じる場合があります。
【対策】
柔らかくて弾力のあるシリコンを用いた入れ歯を製作するか、入れ歯治療以外の治療法を相談しましょう。

神経が圧迫されている

下顎の5番目の歯の周辺には、大きな神経があります。加齢によって骨や歯肉が痩せていたり、入れ歯が合っていない場合は、その神経が圧迫されて痛みを強く感じる場合があります。
【対策】
神経をできるだけ刺激しないよう、入れ歯を調整して痛みを緩和します。入れ歯を調整しても痛みが続く場合は、入れ歯以外の治療法を相談しましょう。