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スケーリングについて

投稿日:2020年8月20日

カテゴリ:新津田沼歯科ブログ

こんにちは、歯科衛生士の松原です。

みなさん、連日の暑さで体調を崩されていませんか?

今回は歯周病の治療である「歯石取り」いわゆる「スケーリング」についてお話ししたいと思います。

 

みなさんは、歯科医院でスケーリングをされたことはありますか?

歯石取りと言った方が、馴染みがあるかもしれませんね。

でも、「なぜスケーリングが必要なのか?」ということまでは知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

スケーリングの後はお口の中がすっきりしますが、単なるクリーニングだと思ってはいけません。スケーリングは立派な歯周病治療です。

そもそもなぜ歯石を取る必要があるのでしょうか?少なからずスケーリングが苦手な方もいらっしゃいますよね?


みなさんは毎日歯磨きはされていますよね?その歯磨きで全てのプラークを取り除くことができれば問題はないのですが、歯磨きで取り残されたプラークは日々蓄積され、唾液中の栄養と結びついて歯石へと変化してしまいます。歯石の表面はデコボコなのでさらに細菌が付きやすく、どんどん繁殖してさらにプラークが溜まりやすい状態となります。プラークはブラッシングで取り除くことができますが、歯石は歯科医院において専用の器具を使わないことには取り除くことはできません。

この歯石を取り除くことを「歯石除去」「スケーリング」と言います。当院のスケーリングでは「超音波スケーラー」と「ハンドスケーラー」の2つの器具を使用しています。それぞれの特徴を活かし、担当した歯科医師・歯科衛生士がスケーリングを行っております。

 

さて歯石も、歯ぐきの上で目に見えるものは、比較的に硬さがもろいので、それほど痛みを伴わずに取り除くことができるのですが、歯ぐき中に付着して硬くなった歯石を除去する場合はどうしても痛みが出てしまうので、麻酔で痛みを取り除いてからの施術となり、これを「スケーリングルートプレーニング」と言います。

スケーリングルートプレーニングが必要な場合は、お口の中の状況に合わせて、数回に分けて行うことになります。

しかし、このスケーリングルートプレーニングを行っても4mm以上の歯周ポケットへのアプローチは難しくなるので適切な歯石の除去が困難となってしまいます。このような場合には「歯周外科治療」を行う場合もあります。

 

このようにして歯石を全て綺麗に取り除いた後は定期健診に移行していきます。

もうお分かりのように、毎日のセルフケアでプラークを残してしまうと、再び歯垢は石灰化して歯石となってしまうので、定期的なクリーニングが重要となってくるのです。

定期的にクリーニングを受けることで、歯石が溜まらず歯垢の柔らかいうちであれば、スケーリング時の不快な痛みは軽くなるはずです。

 

スケーリングはお口の中の健康と歯周病予防のためにも大変重要な処置です。

お口の中を清潔にして、コロナに負けないようにしませんか?

 

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