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煙草(喫煙)が及ぼす歯周病への悪影響

投稿日:2021年12月27日

カテゴリ:新津田沼歯科ブログ

煙草(喫煙)が及ぼす歯周病への悪影響について解説

津田沼駅すぐの歯医者「徳壮会新津田沼歯科クリニック」の歯科衛生士です。

「百害あって一利なし」という言葉の通り、煙草は人体に様々な悪影響を及ぼすことが知られています。多数ある健康被害の中でも、肺などの呼吸器官に害があることは広く認知されていますが、実は歯周病とも深い関係があり、危険因子とされています。

今回は、煙草(喫煙)が及ぼす歯周病への悪影響について解説したいと思います。

タバコと歯周病の関係

 

煙草(喫煙)によって歯周病は悪化する

煙草には、三大悪性物質と考えられている「ニコチン」「タール」「一酸化炭素」を筆頭に、200種類以上の有害物質が含まれており、喫煙によって体内に取り込まれることによって、それぞれ下記のような悪影響を及ぼします。

ニコチン(その他の有害物質など)

ニコチンをはじめ、その他の有害物質が体内に入り込むと、ビタミンCの減少など体の免疫力が下がるため、細菌感染リスクが高くなります。

一酸化炭素・ニコチン

一酸化炭素やニコチンは、血中のヘモグロビン濃度(ヘモグロビン:体の細胞に酸素を運ぶ物質)を低下させるため、歯周ポケット内の酸素量が減少し、歯周病菌の繁殖や活動が活発になります。

タール

タール(ヤニ)が歯の表面に付着すると、歯周病の原因となる歯垢や歯石などの汚れが蓄積しやすくなり、口腔内が不衛生になります。

上記のことにより、煙草(喫煙)によって歯周病が悪化しやすいと考えられています。

1日10本以上の煙草を吸う人は、煙草を吸わない人に比べて歯周病リスクが5.4倍高く、さらに重症化しやすいという統計データがあります。喫煙による肺がんリスクは4.5倍とされていますので、煙草(喫煙)がどれほど歯周病に悪影響を及ぼすことかがお分かりいただけると思います。

煙草(喫煙)は歯周病の改善を妨げる

煙草に含まれるニコチンは血管を収縮させます。これによって、歯周病による出血や炎症が抑制されるため、歯周病の発見が遅れる可能性があります。また、ニコチンによってメラニン色素が沈着し、歯茎が黒ずんでしまうと、炎症が起こっている場合でも見落としてしまう場合があります。

また、煙草(喫煙)によって歯茎への血液量が減少すると、歯茎の表面を覆う上皮細胞をはじめ、傷の修復を担う繊維芽細胞の働きが抑制されます。そのため、歯茎の治癒が遅くなり、歯周病の改善を妨げてしまいます。

禁煙で得られる歯周病への効果について

禁煙すると、比較的早い段階で歯周組織の変化を感じることができます。煙草をやめた数日後には、歯茎への血液量が増加するだけでなく、炎症によって歯茎溝から分泌される歯肉溝浸出液の量も減少します。歯周病治療の効果がきちんと発揮され、治癒が進むことで歯周組織の破壊を抑制できます。

また、1年間禁煙することによって歯の喪失リスクも少しずつ低下し、10年以上禁煙すると、非喫煙者と同じ位まで改善されます。禁煙することで、歯周病のリスクはもちろん、肺がんリスクなども軽減できるため、お口や全身の健康にさまざまなメリットがあると言えます。

いきなり禁煙が無理だという方は、1日に吸う量を減らすことから始めてみてはどうでしょうか。

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