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歯根や歯茎に膿が溜まる症状と対処法とは?

投稿日:2023年2月2日

カテゴリ:新津田沼歯科ブログ

歯根や歯茎に膿が溜まる症状と対処法について

津田沼駅すぐの歯医者「徳壮会新津田沼歯科クリニック」の歯科衛生士です。

口腔内のトラブルによって歯根や歯茎に膿が溜まってしまうと、歯茎が腫れたり、咀嚼時に痛みを感じたりします。また症状が悪化すると、顎骨が溶かされてしまうことなどもあるため、早期の対応が必要といえます。

今回のブログでは、歯根や歯茎に膿が溜まる症状や痛みがひどい時の対処法・NG行動などについてお話したいと思います。

歯根や歯茎に膿が溜まる症状

歯根や歯茎に膿が溜まる症状(疾患)について

根尖性歯周炎
根尖性歯周炎とは、虫歯が神経にまで進行・悪化して歯根の先端部分(根尖)の歯周組織で炎症が起こっている状態で、症状の有無や炎症の状態によって「急性」と「慢性」の2つに分類されます。
急性の場合は痛みや違和感を感じるなどの自覚症状がありますが、慢性の場合はほとんど自覚症状がないため、レントゲン撮影の際にはじめて気がついたり、歯茎にフィステル(膿の袋や膿の出口のこと)と呼ばれるニキビのようなできものが形成されて気がつくことが多いです。

歯根嚢胞
歯根嚢胞とは、歯根に嚢胞(膿などの病的な内容物が入った袋状のもの)が形成される疾患です。上記の根尖性歯周炎が慢性化することによって起こります。初期の段階では自覚症状はありませんが、そのまま放置していると膿や上皮細胞が袋に溜まって大きくなるため、咀嚼時の衝撃や神経の圧迫によって痛みを感じるようになります。

歯周病
歯周病は細菌の感染によって発症する炎症性の歯科疾患です。歯と歯茎の境目に蓄積した歯垢・歯石によって細菌が繁殖し、炎症が起こると、歯茎の腫れや出血などの症状を伴います。歯周病が重症化すると、歯茎や歯槽骨などの歯周組織を溶かし、歯がグラグラと動きだしたり、歯茎から膿が出たりなどの症状を伴い、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。

その他の症状など
上記以外にも強い噛み合わせなどで歯根部分にひびが入ったり、割れたりする「歯根破折」によって、歯茎に膿が溜まることがあります。また、生えかけや斜め向きに生えている親知らずは周囲に汚れが溜まりやすいため、細菌の繁殖によって炎症起こり、膿が生じることもあります。

歯茎に膿が溜まった場合の対処法について

歯茎や歯根に膿が溜まり、痛みなどの症状がひどい場合はできるだけ早めに歯科医院を受診し、必要な処置を受けましょう。すぐに歯科医院を受診できない状況の場合は、下記の対処法によって痛みを緩和できる場合があります。

口腔内を清潔に保つ
膿が溜まっている場合はお口の中で炎症が起こり、細菌が繁殖しています。歯磨きをはじめ、うがい薬や洗口液でお口の中をゆすぎ、細菌の数を減らすことによって痛みを緩和できる場合があります。歯磨きの際はできるだけ刺激を与えないよう、やわらかめの歯ブラシで磨きましょう。

鎮痛剤を服用する
我慢できないほど痛みが強い場合は、鎮痛剤を服用して痛みを和らげましょう。

痛む部分を冷やす
膿んで歯茎が腫れている部分が熱をもっている場合は、患部を冷やしてあげることによって痛みを緩和できることがあります。急激に冷やすと痛みがさらに強くなる可能性があるため、濡れたタオルや冷却シートで外側からゆっくりと冷やしましょう。

歯茎に膿が溜まって痛みが強い場合のNG行動について

歯根や歯茎に膿が溜まって痛みが強い場合は、血行が良くなると痛みがさら強くなる可能性があります。そのため、入浴や激しい運動、飲酒など、血行が良くなる行為は控えましょう。

また、膿が溜まっている部分が気になると思いますが、細菌感染や傷口の悪化などのリスクがあるため、手や舌で触らないようにしましょう。

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